営業職は社会悪
営業職の本質は製品やサービスを売ること
製品やサービスを売るという企業にとって、「根幹」の部分を行う営業職は総合職という位置付けなので、一般的には給料は高めで、幹部としての将来も広がっています。
製品やサービスを売る以外にも、顧客のアフターフォロー、フィードバックの調査など、もろもろあるかと思いますが、それらは基本的にはおまけで、製品やサービスを売ることを至上命題とする職業です。
「できる営業」と「できない営業」がいる
世の中には「できる営業」と「できない営業」がいます。また、「営業の強い会社」と「営業の弱い会社」があります。
人が人にモノを売るので当たり前ですが、まったく同じ製品やサービスでも、売る人(会社)によって売れる量が大幅に異なります。
営業とワイロの違い
営業とワイロの違いは何でしょうか。
営業は「汗水たらして働いている社会人」といったイメージがあり、ワイロ(民間含む)は「汚いやり取り」というイメージがありますが、本質は製品やサービスを「製品やサービスが持つ魅力以外のプラスαの力」で売ることです。
それが「人の力」なのか「金の力」なのかの違いです。
ワイロはなぜ、ダメなのか
ワイロは公務員に対しては法で規制されていますが、厳密には民間同士であれば法律に抵触しません。しかし、事実上、現在ではどの会社もワイロを受け取った人を厳しく裁くような社内ルールを持っているため、ワイロは民間同士であろうとも、限りなく黒に近いグレーになっています。
ワイロが民間で禁止される理由は、担当者が他者の製品やサービスを選ぶ際に、その製品やサービスの質で判断するのではなく、ワイロを受け取れる金額で自社が使うモノを選んでしまうためです。
要するに健全な競争を阻害するからです。
営業は健全な競争を阻害する
上述した通り、ワイロと営業の違いは、製品やサービスの魅力以外のプラスαの力が「人の力」か「金の力」かの違いです。
そして、双方とも「プラスα」の力があるので、営業もワイロ同様、健全な競争を阻害します。
しかし、現在の資本主義の経済機構において、営業をなくすことは難しいでしょう。
ですので、社会悪ですが必要悪というのが、皆が持つべき営業という職業の正しいイメージなのですが、技術開発職などと同等な社会貢献度を持つ職業という位置づけには、疑問を感じざるを得ません。
というか、その社会貢献の根拠が、営業という職業の一体どこに存在しているのか、まったくもって理解不能です。
健全な競争が阻害されたときの実害
国内でみた場合、健全な競争が阻害されたときの実害としては、優れた商品が国民に行き渡らないといったことが挙げられますが、大した害ではないです。
ただし、グローバルな視点で見た場合は話は別です。
健全な競争が行われなかった結果、より優れた商品が国内にあったにも関わらず、世界で勝負をするのは劣った商品となり、世界で勝てる可能性が下がります。
世界で勝てる可能性が下がるということは、世界的な企業が誕生し、外貨を大量に獲得し、国内に大量の雇用を生み出す可能性が下がるということです。
なお、一言付け加えますと、国内で営業が強くても、グローバルでは大して役に立ちません。
商品ではなくマーケティングの力で勝ち抜いた企業であれば、アップルのようにグローバルでも力を発揮する可能性は高いですが、営業に至っては遠く離れた異国では、文化や慣習、コミュニケーションのしきたりが違うのでほぼ無力です。
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